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2016.9.4.
文法問題と聞くだけで過呼吸に陥りそうな方のために、「文法突破のドア」をつくりました。中を覗いて、すぐに閉めるのではなく、ちゃんと中に入って、その先のドアを開けまくって下さい。
「そっか!」や「へぇー」をたくさん見つけてもらえるとウレシイデス。
これから、毎日(いや、ほぼ毎日)更新していきますので、チェックしてみてください。
チョット見づらいですよね?
『 無限塾』では、英文を読んでいて分からなくなったら壁を見てもらいます。
前に習ったんだけど、どこに書いたんだっけ?ノートをバサバサ…なんてことありませんか?
全部のポイントは無理ですが、ホントの基本をフレーズ化して壁に貼ってあります。
壁に目をやることがなくなったとき、確実に実力がアップしています。
for・during・inの3つはどれも「期間」を示す名詞といっしょに用いることができますが、そのちがいは?
1. He has lived for ten years.
2. He lived during the ten years.
3. I met him twice in ten years.
during の右には、theや所有格 one'sがついた名詞が続くことはあまり記憶に残っていないのではないでしょうか?
3.の in は、1.の for と置き換えられる場合と、ダメな場合があり、完璧に理解するのは無理。「現在完了否定文では、for の代わりに使える。」ことだけ覚えましょう!
「期間」といえば for という人もスッキリ。
「えっ?抽象名詞に a がつかないって当たり前じゃないの?」
実は不可算名詞にもa(an)がつくことがあるんです。
There was rain yesterday.
There was a heavy rain yesterday.
rainは不可算名詞ですが、形容詞がつくと不定冠詞 a がつくんです。
「不可算名詞には形容詞はmanyじゃなくてmuchをつける(much water,much advice)って習ったけど、そのとき a 必要だったっけ?」
その通り!much,little,some, anyがついても a はいりませんが、それ以外の形容詞が不可算名詞につくと不定冠詞 a が必要になることがあります。
頭が混乱してきた。結局、a(an) は要るの、要らないの?
ここで本題。写真の「c(可算)名詞として使われることのない純粋の不可算名詞。」という記述。これは、『ジーニアス英和辞典 第5版』(大修館)の "advice" の解説です。つまり、不可算名詞は形容詞がつくと不定冠詞 a がつくものもあるが、どんな形容詞がついても、ぜーったいに a がつかない頑固者の不可算名詞がある、ということ。入試に出るのはこの頑固者のほう。だから絶対に a がつかない「(純粋の)不可算名詞」を覚えていくことが必要になります。(でも、自然な日本語なら「純粋な」がいい気がするけど…)
頑固者リスト
advice,information,news,bugage,luggage…と問題集にたくさん出ている。ここらへんは知ってる人が多くて差がつかないので、progress,research,equipmentがおすすめ。(TOEICでも出題されています。)
台風は自分では動けないらしい。最近は、『ひるおび!』では森さんが恵俊彰に、『ミヤネ屋』では蓬莱さんが宮根誠司に突っ込まれながら、気象現象を詳しく解説してくれる。
英語も、気象現象ほどではないが、複雑に絡み合っていて、苦手な人の混乱は、まさに大雨暴風特別警報である。ただちに、命を守る行動をとってください。
英語では、自ら他の部分とつながる力を持つ品詞とそうでない品詞がある。動詞が一番社交的で、水戸黄門のように左に助さん(主語)、右に格さん(目的語か補語)、時には格さんが二人いることもある。形容詞は名詞につながる力を持ち、副詞は気が多く動詞や形容詞、副詞、他にもたくさんの品詞につながることができる。前置詞も接続詞も他の部分につながっていく力をもっている。名詞だけなのである。自分からは他の部分とつながる力を持たないのは。英文の中で一番人数は多いくせに、ミスター動詞や、前置詞ちゃんがいないと、英文の中に居場所がない。
この、自分に自信がなく、自己主張をしない、日本人的な品詞である名詞たちが私たち日本人を大混乱に陥れる。自分だけでは何もできない大勢の名詞台風が今日も吹き荒れる。思い返してみてください。みなさんが分からなくなるのは、ひとりぼっち名詞くんのせいだったんです。
だから、動詞の5文型や前置詞、接続詞をしっかり理解し、名詞台風を手なずけましょう。これで明日からはお天気続き。英語予報士、大島でした。