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前置詞の右には名詞が１つ続くことを知っている人は多く、その「前置詞＋名詞」を〈　〉や［　］でくくらせる学校・塾・予備校もけっこうあります。

でも、体験授業に来てくれた高校生に、「なんで〈　〉や［　］でくくるの？」と聞くと、「…」。そう、英文に記号を書き込んでいても、その意味が分からないまま板書を書き写しているだけの生徒がたくさんいます。もったいない、もったいない。

「前置詞＋名詞」を意識することは、実は主語の発見の準備なんです。英語には、『「前置詞＋名詞」は主語になれない。』というルールがあり、１文が長いとき、「前置詞＋名詞」を〈　〉でくくると、それ以外の部分に主語があることが分かります。このルールを知らずに前置詞の右どなりにくる名詞を主語と思って英文の意味を考えていくと…。当然、意味不明の日本語ができあがります。

前置詞に注目することで、主語発見に一歩近づきましょう。