The Red Vineyard

自画像や、安田火災が58億円で購入して話題となった「ひまわり」等で有名なゴッホが1888年に描いた『赤い葡萄畑』。

 

37歳で亡くなったゴッホが絵を描きはじめたのは、27歳ごろ。幼少の頃から画家を志し、美術学校を卒業して画家になったわけではなかった。ゴッホが10代後半についた仕事は、画商だった叔父の手伝いだった。性格その他の問題から仕事を辞めざるをえなくなり、牧師になろうと各地を放浪したが挫折、最後に画業にたどりつく。

 

ゴッホが絵を描いていた期間は10年前後と言われているが、その作品数はかなり多く、2000点を超えると考えられている。

 

『赤い葡萄畑』は、ゴッホが亡くなる5ヶ月前に開かれた展覧会で、友人の姉が400フランで買ってくれた。ゴッホの存命中に売れた絵はこの1点だけだった。